
マイオブレース
マイオブレース
「子どもの歯並びが気になるけれど、本格的な矯正はちょっと心配」
「できれば抜歯を避けたい」「痛みが少ない方法はないの?」
そんな保護者の方に注目されているのが、マイオブレースという新しいアプローチです。
マイオブレースは、歯を無理に動かすのではなく、歯の土台である顎やお口周りの筋肉を正しい成長発育へ導くことで、結果的に自然に歯並びを整えていく予防矯正の一種です。
「呼吸・舌・飲み込み・姿勢」といった根本の習慣を改善することで、
歯並びが乱れる原因そのものにアプローチします。
世界100カ国以上で導入され、50万人を超える子どもたちが利用しているマイオブレース。
マイオブレース(Myobrace)は、オーストラリア発の“機能的矯正プログラム”です。
成長期の子どもを対象に、マウスピース型の装置と専用トレーニングを組み合わせて行います。
特徴的なのは、装置だけに頼らないこと。
日常生活の中で自然に「正しいお口の使い方」を身につけることを目的としています。
マイオブレース装置にはいくつか種類があります。お子さんの年齢や噛み合わせ、顎の形に合わせて適正なマイオブレース装置を処方します。治療は目的別で3段階のステージに分かれており、段階ごとに材質や形の異なる装置を使用します。
アクティビティ専用のアクティビティルームを設けています。
広いだけでなく、お子さんがワクワク楽しんでトレーニングを行えるような造りになっています。
顎の成長が不正常だと、正しい呼吸や嚥下ができず、お子さんの発育に悪影響を及ぼす可能性があります。発育障害、学習障害、睡眠障害、免疫力低下などがあります。
当院ではマイオブレースによってお子さんの全身の健康を守り、正しい発育を促すことを目的としています。
歯の土台であるお口周りが正常になることで、結果として歯並びが乱れることを防ぎます。
ブラケット治療
マイオブレース治療
これらの兆候は、「歯並びが乱れる前兆」である可能性が高く、早期のアプローチがとても有効です。
近年お口周りの機能の発育に乏しいお子さんが増えています。食の欧米化や遺伝的な退化など様々な原因が挙げられます。
顎や喉の周りの筋肉の発達が未熟だと気道が狭くなり正常な呼吸ができません。
気道が狭く呼吸がしにくいため、お口がポカンとなったり首を前に出して呼吸をします。寝ている時はいびきをかき熟睡ができず、寝不足で日中集中力が続きません。また、酸素が十分に脳に運ばれないため、発達障害などの発育にも影響を与えてしまいます。
永久歯が生えるのを待ってからブラケット治療を始めると、残念ながら歯だけでなく子どもの健康と発育には影響を及ぼす取り返しのつかないダメージを及ぼす可能性があります。
間違った口腔習癖を明らかにすることで、従来よりもずっと幼少期、早い子で3歳から治療を始められます。
当院では、次のような流れで進めていきます。
1
カウンセリング(生活・姿勢・呼吸チェック)
まずはお子さんの生活全般をヒアリングし、どのような癖や成長パターンがあるかを確認します。
保護者の方と一緒に、今できることから考えていきます。
2
精密スキャン・筋機能の評価
歯列やあごの形をスキャンし、顔貌や筋肉バランスの状態を確認。
舌の位置、飲み込み方、呼吸の仕方などを評価し、記録として残します。
3
装置の装着とトレーニング開始
適切なサイズのマイオブレースを処方し、毎日のトレーニング内容をご案内します。
1ヶ月ごとに経過を確認しながら、必要に応じて内容を調整します。
4
定期的なフォローアップ
「きちんと使えているか」「正しい習慣が身についているか」を継続的にチェック。
保護者の方にも進捗を共有しながら、親子で取り組める環境づくりをサポートします。
装置の装着とアクティビティの実施を必ず合わせて行うことが重要です!!!どちらか一方でも怠ると治療の効果が半減し、治療がうまくいかなかったり、医療機関が伸びてしまう恐れがあります。
当院にはマイオブレースを開発したオーティカ社の公式の講習を受けた歯科医師が2名在籍しており、適切な診断、治療、処方を行います。
個人差はありますが、対象年齢は5~11歳の間です。特に6~8歳が最適なタイミングです。
習慣化が何より大切です。1日5分から始められますので、親子で一緒に取り組むと続けやすくなります。
基本的には就寝中と、ご家庭で過ごす時間(1時間程度)のみで十分です。学校での使用は不要です。
100%ではありませんが、習慣と成長の改善により、歯列が自然に整う確率が大きく高まります。
万一本格的な矯正が必要になっても、期間・負担・費用が軽減されることが多いです。
マイオブレースは、「歯並び=見た目」だけでなく、お子さんの呼吸・姿勢・表情・生活習慣までをトータルで考える“育成型予防プログラム”です。
まだ歯並びが乱れていない今だからこそ、始められることがあります。
「矯正は必要なのか?」「このクセは大丈夫?」といった小さな疑問も、ぜひお気軽にご相談ください。
未来の歯並びだけでなく、お子さん自身の“成長”を一緒に支えていきましょう。